目次
  • Fivetran と Integrate.io の概要
  • 事前構築済みコネクタ/統合
  • Salesforce 統合
  • 価格体系
  • ELT と ETL
  • スキルレベル要件
  • カスタマーサポート
  • モニタリング/ログ
  • Fivetran の対象者
  • Integrate.io の対象者
  • Fivetran と Integrate.io の最終的な比較

Fivetran と Integrate.io は、さまざまなソースからデータを取り出して、Oracle Database、PostgreSQL、MySQL などの最も一般的なデータウェアハウスやデータベースシステムにプッシュするクラウドベースのデータ統合プラットフォームです。両者とも、視覚的なポイントアンドクリックインターフェースと、ワークフローやサードパーティアプリのカスタマイズを簡単にする、豊富な既成コネクタを備えていますが、このプラットフォームには大きな違いがあります。

以下に、最も重要な違いを3つ挙げてみましょう:

  1. ELT と ETL:Fivetran は ELT プラットフォームであり、情報をデスティネーションに格納した後にデータ変換を行う。対する Integrate.io は、格納前か後にデータ変換を実行する ETL および ELT プラットフォームである。ELT の機能は、大規模または企業的な取り組みに利益をもたらし、それでデータを自由に整理や保存して、変換することができるようになる。汎用性という点では、Integrate.io は、顧客が ETL データ変換にコミットするのではなく、ニーズに最適なオプションを選択することができる。
  2. 消費ベースの価格設定と定額価格:Fivetran では、データ消費量に応じて課金する消費ベースの価格モデルが採用されているため、データ使用量が少ない顧客に適しており、データ消費量が大企業からエンタープライズレベルの企業以下であれば、コストはリーズナブルである。対する Integrate.io は、接続ごとに課金される定額料金モデルを採用しているため、データ量に関係なく毎月の費用は一定で予測可能。この価格設定により、大量のデータが必要な大企業は、必要な接続とオプションを選択することができる。その結果、予測可能な価格設定の維持や、予算要件の軽減、日常的なプロセスとデータ転送に必要な柔軟性とパフォーマンスが得られる。
  3. スキルレベルの要件: Fivetran は抽出/格納操作には使いやすいが、データ変換の設定には SQL の知識が必要となることから、デベロッパーや追加で雇った IT 担当者がこのオペレーションを処理することになり、企業全体のコストが押し上げられてしまう。一方 Integrate.ioでは、コーディングスキルのないユーザーでも自動変換を開発できるため、全社(マーケティング、ビジネスアナリスト、出刃ロッパー)がこのプラットフォームを利用できる。また、より微妙な変換操作を可能にするネイティブ スクリプト言語と SQL エディターも提供している。接続プロセス全体にかかる時間はわずか数分で、ユーザーに優しいダッシュボードから実行できる。最終的に、企業は量に基づいて料金を節約でき、その接続と機能の実行および作成のための専門家を必要としないため、労働力と労力の必要性が軽減され、さらなる節約につながる。

本記事で、Fivetran と Integrate.io のこのような違いなどを検証し、現在と将来の両方のニーズに最適な統合プラットフォームを判断できるようになるでしょう。ビジネスを拡大でき、成長し変化する企業に最大限の選択肢をもたらせるサービスを選択しましょう。

Fivetran と Integrate.io の概要

まずは Fivetran と Integrate.io を簡単に比べてみましょう。

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Fivetran

Fivetran は、一般的なデータ ソースとデスティネーション間の簡単な統合を可能にする抽出/格納機能を提供するクラウド ネイティブのデータ統合ソリューションとして 2014年にスタートしました。そして2019年半ばに、データ変換ツールが追加され、「EL」のみのソリューションから本格的な「ELT」プラットフォームへと昇華しました。Fivetran はまだプリロード ETL 変換を実行することはできませんが、それでも有能で貴重な ELT ソリューションとなっています。

Fivetran では「使いやすい」ELT プラットフォームとして、ETL の経験があまりないユーザーでも、基本的な抽出/格納プロセスを速やかにコスト効率よくセットアップできるようになりますが、Fivetran の変換機能を利用するには、ユーザーは SQL コーディングのスキルが必要です。ただ、Fivetran には事前構築済みの SQL モデルがあり、このオプションは dbt を使用しているため、開発プロセスが短縮され、より簡単かつ柔軟にサービスを利用することができます。

詳細は後述しますが、Fivetran は消費ベースの価格モデルを採用しています。また、データ変換を実行するために、デスティネーションのデータウェアハウスのコンピューティングパワーに依存しています。なので Fivetran は、シンプルで単純な ELT パイプラインを開発したい、データ量の少ない企業に最適です。

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Integrate.io

Integrate.io は、コード不要で、ポイント&クリックの使いやすいユーザーインターフェースが備わったクラウドネイティブな ETL プラットフォームとして、2011年に発売されました。Integrate.io は使いやすいので、高度な ETL プロセスをセットアップするのに熟練した開発チームが必要などといったことはなく、だからといって、エンタープライズグレードの ETL ソリューションのパワーと機能が一切犠牲になっていることもありません。Integrate.io には、クラウドベースのサービス、プラットフォーム、理想的なレベルのセキュリティ、透明性、ユーザーに優しい機能を提供するコネクタなど、幅広いオプションがあるのです。

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また、Integrate.io の幅広い事前構築済みコネクタ、双方向の Salesforce 間統合、ドラッグ&ドロップ変換ツール、およびコネクタごとの定額料金体系によって、非常に競争力のある価格帯でデータ統合の要件を満たすことができます。同様の機能がある ETL プラットフォームとは違い、Integrate.io では、データエンジニアを雇ったり、ホスティング費用を支払ったり、コンピューティングパワーを追加購入したりする必要はありません。顧客は導入したいコネクタを選ぶだけで、専門家がプロジェクトを完了するのを待つことなく、数回のクリックで API 経由で接続を作成することができます。そして一旦接続が行われれば、顧客は効率化された信頼性の高いデータ転送方法にアクセスでき、いつでもプロセスを制御することができます。

Fivetran が少量のデータしか必要ない企業向けに設計されたのに対し、Integrate.io は、複雑なパイプライン内のデータ変換を実行しながら、多数のソースから大量のデータをパイプするのが必要な企業向けに構築されました。また、Integrate.io は、CEO のエグゼクティブアシスタントからマーケティングチームのグラフィックデザイナーまで、誰でも専門的な ETL ワークフローを設定できるように、同種のソリューションに必要な広範なトレーニング要件や参入の際の障壁、補助コストをなくすべく作成されました。

両者についてさらっと触れた後は、最も重要な比較分野から Fivetran と Integrate.io の違いを深く掘り下げてみましょう。

事前構築済みコネクタ/統合

Fivetran と Integrate.io には、似たような範囲の事前構築済み接続コネクタがあり、一般的でないソース/デスティネーションの場合に、Integrate.io のサポート チームは常に接続を確立し、必要な変換を設計するお手伝いをしてくれる点が違うくらいです。

Fivetran:100以上のコネクタ

Fivetran には、事実上全ソース/デスティネーションのための事前構築済みの統合が100以上あります。また、デベロッパーがカスタムデータコネクタをコーディングできるように、「ファンクションコネクタ 」も含まれています。これは、Fivetran の事前構築済みコネクタのリストにない独自の REST API に接続したい場合に便利です。

(Fivetran の事前構築済みコネクタのサンプル)

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Integrate.io: 100以上のコネクタ

Integrate.io は、最も一般的なデータウェアハウスシステムなど、最も多く使われているソースとデスティネーションのための構築済みコネクタが100以上備わっています。また、このプラットフォームには、一般的でないソース/デスティネーションとの間でのデータ統合もできるようにネイティブの REST API コネクタもあります。

Integrate.io の事前構築済みコネクタのサンプル)

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一般的でないソース/デスティネーションでお困りの場合は、統合スペシャリストのチームから Integrate.io の REST API コネクタを使ったカスタム統合の設計のサポートをいつでも受けられます。実際、Integrate.io チームは、過去に作成されたカスタム接続の大規模なデータベースにアクセスすることができ、同様のソースとの接続が必要な場合には、それを複製することができます。

Salesforce 統合

Fivetran と Integrate.io の Salesforce コネクタに関しては、Fivetran には一方向のSalesforce コネクタがあり、Integrate.io は双方向の Salesforce 間統合を特徴としているため、異なります。 

Fivetran: 一方向 Salesforce コネクタ

Fivetran の最も有名なコネクタの一つに、そのネイティブ Salesforce の統合があります。この統合は設定が簡単で、効率的に Salesforce アカウントからデータを抽出して、分析のためにデータウェアハウスに格納できます。ただ、大抵の使いやすい ELT プラットフォームと同様に、Fivetran の Salesforce 統合は「一方通行」なので、パイプラインで Salesforceデ ータを変換して Salesforce に格納し直すことはできません。

Integrate.io: Salesforce から Salesforce への双方向コネクタ

Integrate.io の最もよく使われているコネクタの1つに、Salesforce から Salesforce への双方向コネクタがあります。この機能は Fivetran には含まれていませんが、Salesforce 情報を抽出して、それを Integrate.io のデータエンジンで変換して Salesforce に格納し直すことができ、Salesforce 間の統合を実行することができます。また、Integrate.io では、この作業をコストの一部で簡単に設定できます。

価格体系

Fivetran は消費ベースの料金体系を採用し、Integrate.io は定額制のコネクタベースの料金体系を採用しています。

Fivetran:消費ベースの価格設定

Fivetran は消費量に応じて課金されるため、消費するデータ行数が多ければ多いほど、プラットフォームの利用コストは高くなります。これは、最小限のデータしか必要ない組織には効果的ですが、大容量の領域まで規模を拡大すると、Fivetran の消費ベースの料金はすぐに跳ね上がります。

また、消費量ベースの価格設定は、予算編成の上でも課題となります。データ消費量は毎月の要件によって急増したり減少したりするため、月ごと、年ごとにデータ統合コストがいくらになるかを予測するのは不可能です。

Integrate.io: 定額制、接続ごとの価格設定 

Fivetran とは異なり、Integrate.io だとコネクタごとに一律の月額料金が請求され、データ量(またはデータ行)に応じて課金されることはありません。また、パイプライン内の変換を実行する際の追加処理能力に対して課金されることもありません。これによって、大規模なデータセットや複雑な変換ワークフローを扱う際のコスト管理ができるようになります。

Fivetran のような ELT ソリューション(格納後の変換を実行するためにデスティネーションのコンピューティングパワーに依存する)と比べて、Integrate.io は追加料金なしで処理能力を提供します。さらに、Integrate.io の定額制の価格設定は、大量に消費した月の後に過剰な請求に直面することがないということであり、コネクタの数を変更しない限り、請求額は変わらないため、予算を予測しやすくなります。

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ETL と ELT

Fivetran は ELT のみのソリューションであり、対する Integrate.io は ETL  ソリューションで、必要に応じてELT プロセスも管理できます。

Fivetran: ELTのみ(パイプライン内データ変換なし)

Fivetran は、複雑で大容量の変換を処理できる最新のデータウェアハウスの膨大な処理能力を活用します。そして独自のデータエンジンで変換を実行する代わりに、顧客のクラウドデータウェアハウスを使って、格納後に SQL コードによる変換を実行します。

小さなデータセットを扱っているのであれば、格納後の変換は問題ありませんが、そのような変換を実行するのに必要な計算能力に対して料金を支払う必要があることを頭に入れておくことが重要です。

Red Pill Analytics では以下のように言われています:

Fivetran の SQL ステートメントは、"プッシュダウン " 手法を用いて実行され、SQL をターゲットウェアハウスに送信し、そのターゲットウェアハウスが提供するコンピュートを使ってステートメントを処理することができます。。。Fivetran は、顧客のクラウドデータウェアハウスへの投資を活用しているのです。

Fivetran は、データ ウェアハウスから処理能力を吸い上げてデータ変換を実行します。基本的に、データ ウェアハウスに便乗することになりますが、これが Fivetran が低価格を提供できる唯一の方法であり、データ ウェアハウスの料金を増額することでコストを転嫁します。これは、少量のデータ取り込みを扱う場合には問題になりませんが、データ需要が「ビッグ データ」の領域にまで拡大すると、Fivetran の消費量ベースの価格設定とデータ ウェアハウスの処理コストは、手に負えないレベルにまで急騰します。

Integrate.io: ETL と ELT(パイプライン内データ変換)

Integrate.io は、データがデスティネーションに転送されている間に、強力なデータ エンジン内でパイプライン内 (格納前)の変換を実行する ETL プラットフォームです。このプラットフォームは格納後の変換(ELT)も管理できますが、Integrate.io の真の利点は、プラットフォームが追加コストなしで大量の変換のための計算能力を提供できるようにしたときに発揮されます。

また、Integrate.io の定額制の料金体系により、複雑なパイプライン内の変換を、追加の処理手数料を発生させることなく実行することができます。- これで、大規模なデータセットの統合を管理する際に、このプラットフォームが非常にコスト効率の高いものになります。

スキルレベル要件

Fivetran も Integrate.io も直感的で使いやすいように作られており、主な違いと言ったら、Fivetran は変換を設定するために SQL のスキルが必要である点です。Integrate.io には柔軟性を求めるデベロッパーのために SQL コーディングツールを提供していますが、このプラットフォームではユーザーにコーディングの知識は全く要りません。

Fivetran: SQLコーディングスキルが必要

Fivetran で自動データ変換を設定する場合、デベロッパーは SQL で変換をコーディングする必要がありますが、Fivetran では SQL コードスニペットのカット&ペーストが提供されており、それでコーディングプロセスはシンプルになり、スピードは大幅に上がります。

SQL のスキルがあるユーザーであれば、Fivetran の UI は変換を開発する際に操作しやすいと感じるでしょう。とはいえ、このプラットフォームをうまく操作するには SQL の知識が求められます。
前述したように、Fivetran の変換機能は2019年半ばに導入されたばかりであり、Red Pill Analytics では、この機能がリリースされてから間もなく、次のように説明されています:

新しい変換層で、データウェアハウスに対して実行するカスタム SQL ステートメントの作成と保存ができるようになります。もはやデータの抽出と格納だけに焦点を当てるのではなく、変換機能を追加することで、完全な ELT (抽出、格納、変換)を提供できるようになりました。

(Fivetran の SQL 変換 UI のスクリーンキャプチャ)

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出典:Fivetran Youtube チャンネル

Integrate.io: コーディングスキルは不要だが、SQL エディタは利用可能

Integrate.io は、ETL の経験や技術知識のレベルに関係なく、誰でも複雑なデータパイプラインを構築できる ETL プラットフォームという目標を達成しているからといって、エンタープライズグレードの ETL ソリューションのパワーと機能が犠牲になっているということは一切ありません。

Integrate.io にはコーディングのスキルは必要なく、複雑なデータ変換を構築しやすいように、FILTER、SELECT、JOIN、CLONE、LIMIT などのすぐに使える変換が100以上提供されています。このようなコード不要の変換により、かつてはデータエンジニアだけの領域であったデータ変換やワークフローを誰でも自動化できるようになっています。

より熟練の ETL エンジニアだったら、Integrate.io のネイティブスクリプト言語には、必要な高度なカスタマイズの機会がすべて揃っていることに気づくでしょう。さらに、Integrate.io のデータウェアハウスとデータベースのデスティネーションコネクターには、すべてデスティネーションにデータが格納される前/後に実行する SQL を追加するオプションがあります。これで、データの洗練度は上がり、ETL プロセスを「将来に対応」させ、企業の継続的な将来的な成長をサポートできるようになります。

SQL の知識があるユーザーだと、Integrate.io の SQL エディタが非常に直感的に操作できることがわかるでしょう。まさに両方の長所を兼ね備えたエディタですね。

Integrate.io で Salesforce から Redshift への ETL ワークフローを高速で作成する様子はこんな感じです。ちなみに通常のスピードであれば、全プロセスにかかる時間は約3分です:

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Integrate.io の Youtube チャンネルには、お役立ちビデオが多数あります。

Integrate.io の SQL エディタで、パイプライン内およびロード後の変換をハンドコーディングできます:

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以下は、Integrate.io のコード不要の UI についてのレビュアーのコメントです:

市場に出回っているサービスとしての ETL は、主に以下の2種類に分かれます。1つは、非常に使いやすく、サービスやデータベース間でデータを移行することができまるがが変換機能がない、もう1つは、操作に専任のデータエンジニアが必要だが、カスタマイズされたソリューションがプログラムで利用可能。Integrate.io は、アナリストやエンジニアが複数のデータソースに基づいても、数分でカスタム変換ジョブをデプロイできるようにする、完全に「足して2で割った」ところにいます。

タマス S.

Integrate.io は、エンタープライズレベルのツールに匹敵します。」

グルー・キラン S.

カスタマーサポート

Fivetran と Integrate.io は、全サービスレベルのコミットメントに対してユーザーサポートを提供しています。

Fivetran:すべてのサービスレベルに無制限のカスタマーサポート

Fivetran は、そのサービスレベルのコミットメントのすべてに無料の顧客サポートを提供していますが、迅速なサポートや、より速い応答時間を得るには、Fivetran の最も高価なサービス層へのサブスクリプションが必要です。

数多くのカスタマーレビューを検討した結果、「Fivetranのサポートチームは、ユーザーの懸念に対処するのにかなり時間がかかり、顧客は多くの場合、解決策が見つかるかどうか、訳のわからない中で待たされる。」という共通のテーマが見つかりました:

Fivetran のサポートについてのユーザーの声:

Fivetranのカスタマーサポートは、アップデートのために常に連絡を取らなければならないので、あまり便利ではありません。スレッドに返信したり、もっともらしいアップデートを提供するのに何日もかかることもあります。Fivetran の営業チームは、製品を購入する前の15日間、素晴らしいサポートを提供してくれましたが、契約が締結されると、そのレベルのサポートはどこにも見られなくなりました。カスタマーサポートは、特に Fivetran のような高価なインジェストツールを購入する際には非常に重要なサービスですが、Fivetran は、我々の経験から言うと、スケーラビリティとカスタマーサポートのフォロースルーに失敗しています。

コンピューター・ハードウェア管理者

いいんですげど、カスタマーサービスからの返信が遅いことがあります。彼らが ”できるだけ早くお手伝い” してくれることはありません。

Gartner における BI 開発者

サポートスタッフは、知識は豊富ですが、忙し過ぎているに違いありません。すぐに問題が発生しても、対応に何時間もかかることがありますからね。なので、Fivetran 側に原因があるにもかかわらず、その確認が取れた数時間後まで、問題解決のために無駄な時間を過ごすことになりました。

スコット L. 

Integrate.io: 全サービスレベルにおいて無制限の電話およびビデオサポート

Integrate.io は、サービスレベルのコミットメント全てに利用可能な非常に応答性の高い顧客サポートが含まれています。2接続でも1000接続でも問題ありません。Integrate.io の顧客で、統合や自動化された変換ワークフローの作成にヘルプが必要な場合は、Integrate.io の統合スペシャリストがいつでも電話で対応します。

実際、Integrate.io は、誰もが大量データの取り込みとデータ変換に使える ETL プラットフォームを提供するという目標を達成するには、サポートチームこそが鍵であると考えています。Integrate.io の一員になると、市場最先端の ETL ソリューションにアクセスできるだけでなく、Integrate.io の統合スペシャリストという、チームの新しい重要なメンバーとペアを組むことができます。 

Integrate.io の素晴らしいサポートチームに対する満足度の高さは、ユーザーレビューでも際立っています:

 「ネイティブのコネクタがない場合は、REST API コネクタで望む結果が得られます。また、サポートチームと包括的なドキュメントが、仕事を代わりにやってくれるのではなく、望む結果を達成するための学習をサポートしてくれることに重点を置いているのもとてもいいですね。そのおかげで、学んだことを他の用途に活用できるようになりました。

ニック G. 

Integrate.io の一番いい点は、チームからのほぼリアルタイムのサポートです。Integrate.io は、カスタマーサポートにおいて他社に抜きん出ています。そして製品自体も良く、高いレベルで使いやすいです。Integrate.io のスタッフは、クラウドの提案には珍しく、他とは一線を画しています。顔の見えない機械を相手にするのとはいい違いです。

ジェイミー B. 

Integrate.io のサポートは、メール、電話、ビデオチャットでご利用いただけます。Integrate.io の専任の統合スペシャリストは、まるでチームの一員であるかのように、いつでも対応し、必要な ETL プロセスをセットアップすることができます。

モニタリング/ロギング

Fivetran の UI にはモニタリングやロギングが含まれておらず、これはIntegrate.io と大きく異なる点であり、Integrate.io の UI には、進捗状況のアップデートやトラブルシューティングのための高度なモニタリングやロギングツールが含まれています。

Fivetran: UI にモニタリング/ログがない

Fivetran の UI には、モニタリング/ログイン情報(データ格納の進捗状況の見積もりなど)がありません。- なので、Fivetranを "ブラックボックス "と表現するユーザーもいます。このモニタリング/ロギングの透明性の欠如でトラブルシューティングが難しくなるため、ユーザーはサードパーティのソリューションを導入せざるを得なくなります(追加費用発生の可能性あり)。ちなみに多くのユーザーは、Amazon AWS を通じてバックエンドのロギングをセットアップしています。

Fivetran ユーザーからのモニタリング/ログについてのコメント:

フロントエンド UI には、この更新にどれくらいの時間がかかるかを示す進行状況の予測時間がほとんどまたはまったくないため、同期プロセスのどの段階にあるかを確認し、完了時間の大まかな時間を導き出すには、Amazon でバックエンド ログを有効にする必要があります。

スコット L.

完全にコントロールできるわけではありません。Fivetran は ”ブラックボックス” で、問題があったときに診断するのは本当に難しいです。そしてサポートラインも大したことはないです。

マイケル E.

内部ログがないからサードパーティのツールを使うしかありません。

金融サービス部門管理者

Integrate.io: UI 内の高度なモニタリング/ログ機能

Integrate.io の UI では、プラットフォーム内で現在実行中のジョブや過去に実行されたジョブをモニタリングすることができ、クラスタ上のジョブは、ダッシュボード、単一のクラスターのページ、Web フック の使用、または API のポーリングによって、クラスター上のジョブを監視できます。また、Integrate.io の UI にはインタラクティブなデータが表示され、クリックすると詳細が表示されます。

Integrate.io のモニタリング/ログ機能では、以下が詳しく表示されます:

  • ジョブID
  • パッケージ名
  • クラスター名
  • 提出されたデータ
  • アクションを実行したチームメンバー
  • 現在のジョブステータス:アイドル/保留/実行中/失敗/停止/その他
  • ジョブ進捗率
  • ジョブのエラー/失敗
  • その他多くの詳細

また、保留中のジョブや完了したジョブの概要が表示され、クリックすると詳細が表示されます:

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Fivetran の対象者

Fivetran の ELT プラットフォームは、シンプルで少量のデータ統合ニーズを持つ組織に最も適しています。実際、Fivetran はこのようなユースケースに対応するためにプラットフォームを特別に設計しているようで、少量の統合で必要なものを達成することに特に長けており、コスト効率に優れています。

Fivetran は以下のようなユースケースに対応しています:

  • 消費ベースの価格設定: Fivetran の価格設定は、消費する行数に基づいて課金されるため、データ需要が少ない組織には有利であるが、巨大なデータセットにスケールアップするにつれ、この価格モデルは現実的ではなくなる。
  • 格納後の変換: Fivetran はデータウェアハウス内でデータ変換を実行するため、処理(コンピューティング)コストを支払うことになる。Fivetran の新しい価格モデルでは、低ボリュームの統合に有利な価格設定になっており、大量のデータを取り込まない場合は問題ないが、データ量が増え、毎月数百万行のデータを処理するようになると、Fivetran とウェアハウスの両方のコンピューティング コストが急騰する。
  • UI におけるモニタリングの欠如:Fivetran の UI にはモニタリング/ログ機能がなく、例えばデータが1分でアップロードされるのであれば、進捗状況の追跡は不可欠ではないが、アップロードに数時間かかる場合は、何が起きているのかを注意深く監視したいと思うことから、このプラットフォームは、数時間から数日かかるような大規模なアップロードとは対照的に、小規模で高速な抽出/ロード操作に向いていることが伺える。

結局のところ、大企業や急成長中のスタートアップ企業は、Fivetran のボリュームベースの価格体系のために、(1)大量のデータ統合が高価で非現実的なものになり、(2)毎月の予算の予測が不可能になるという課題に直面する可能性があります。とはいえ、チーム内に SQL 変換のコーディングができる人がいれば、Fivetran で、インパイプライン変換が必要ない、データ要件が低いビジネス向けに、堅実で使いやすい ELT ソリューションが得られます。

大量データに関する Fivetran の課題について、ユーザーは次のように語っています。

完全なスキーマ更新には2、3日かかり、最新のビジネス KPI の監視や更新された分析の実行などがオフラインで実行できなくなります。これは、(テーブルのサイズの観点からではなく、count(1) の観点から)大量のデータ があるためと考えられます。

スコット L. 

Fivetran は、バイナリログの同期に関しては、大規模なデータセットに対応できるスケーラビリティがありません。1つのコネクタから毎日数百 GB 相当のデータの同期が必要なため、初日から問題に出くわしています。この問題が Fivetran 側で最初に特定されてから 1か月以上が経過しましたが、解決策は見えず、問題解決のタイムラインさえありません。

コンピュータハードウェアの管理者

Integrate.io の対象者

Integrate.io は、(1)大量のデータ統合と複雑なデータ変換ワークフローを構築する必要のある組織、および(2)技術経験に関係なく誰でもあらゆるデータソースをあらゆるデスティネーションに接続できる、使いやすい ETL ソリューションを求める組織向けに設計されています。

Integrate.io は以下のようなユースケースに対応します。

  • 定額料金:Integrate.io の定額料金だと、予測可能で予算を立てやすい構造を得られ、追加コストをかけずに、大規模なデータセットに対して複雑なパイプライン内データ変換を実行しながら、統合のボリュームを事実上あらゆるサイズに拡張できる。
  • パイプライン内変換:Integrate.io は、データがデスティネーションに格納される前に強力なデータエンジン内でパイプライン内変換を管理できるため、顧客側のコンピューティングコストの削減になる。Integrate.io はこの補助的な処理コストを排除することで、大量の取り込みに対してコスト効率が高く、予測可能で、予算を立てやすい価格モデルをさらにサポートしている。
  • 高度なモニタリング:Integrate.io では、必要なモニタリング/ログ情報がすぐに利用できるため、トラブルシューティングや災害防止がしやすくなる。また、このメトリックで、大規模なデータ統合の進行状況と完了予定時間に関するリアルタイム データや、問題をより深く調査するための多くの情報が得られる。
  • 応答性の高いカスタマーサポート:Integrate.io サポートチームが常に対応してサポートする。これは、チームメンバーが ETL に不慣れで、データ統合についてあまり理解していない場合に特に有用。

Integrate.io は、実用性、パワー、柔軟性、使いやすさ、コスト効率で、大規模な ETL プロセスを管理したい反面、MuleSoftTalendJitterbit などの巨大な ETL プラットフォームに関連するオーバーヘッド、険しい学習曲線、膨大な補助コストを負担したくない場合に最適です。

あるユーザーは Integrate.io について次のように言っています。

ETL プロバイダを10社ほど評価した後、Integrate.io を選びました。このサービスの GUI は比較的わかりやすいだけでなく、かなり高度なレベルの構成も可能だからです。ほとんどの場合、GUIで十分なのですが、断片的なスクリプトを作成したり、カスタム SQL を追加して奇妙なエッジケースを処理したり、大規模な転送をより効率的に行うこともできます(カスタム日付フィールドの使用など)。あと、パイプラインの一部としてデータ変換もできます。

自動車業界のコンサルタント

まとめ

最後に、Fivetran と Integrate.io の例えで比較を終えましょう。朝の通勤用に車の購入が必要であると想像してください。その車は、自分と子供、そして学校に送り届ける近所の子供たち数人を乗せる必要があります。

その際、2人乗りのスマートカーと8人乗りのトヨタ SUV のどちらを選びますか?

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SUV を選ぶ理由は、(1)子供の人数に対応できる大きさである、(2)成長しても十分なスペースがある、(3)より耐久性と信頼性が高い、(4)より楽で快適な乗り心地のための素晴らしい装備が備わっていることなどが挙げられます。

Fivetran はスマートカーのようなものです。大量のデータの転送が必要なければ、手頃な価格で効率的なソリューションです。Integrate.io はトヨタの SUV のようなものです。無制限の成長の余地と、必要な高度な機能と将来性をすべて備えた、大容量で耐久性のあるエンタープライズ グレードの ETL プラットフォームです。

Fivetran は一部のビジネスには魅力的ですが、将来的にニーズが拡大または変化すると予想され、デベロッパーやコーディングの経験が必要なく、より多くの機能が提供するお財布に優しく合理的な代替手段が必要な場合は、Integrate.io が最適です。

組織の規模に合わせて拡張でき、大量のデータ需要に専門的に対応できる、柔軟で使いやすい ETL ソリューションが必要な場合は、Integrate.io にぜひお問い合わせください。Integrate.io の統合スペシャリストとのデモを予約して、Integrate.io をぜひ実際にご体験ください