本記事では、多く使われているデータ統合プラットフォームである Informatica と Integrate.io を比較し、ユーザビリティ、統合機能、価格、拡張性、カスタマーサポートに焦点を当て、両者の主な違いを探ります。これで最終的にどちらのプラットフォームが自社のデータ統合ニーズに最も適しているかがはっきりとしてくるでしょう。

主なポイント:

  • Informatica は、大規模データ環境向けの高度な機能を備えた強固なエンタープライズグレードのツールである。
  • Integrate.io には、よりユーザーに優しくクラウドに特化した、中小企業に最適な代替ツールがある。
  • Informatica は複雑なハイブリッド統合に対応し、Integrate.io はクラウドデータウェアハウス統合を得意としている。
  • Informatica には隠れたコストが伴う可能性があるのに対し、Integrate.io は、透明性のある手頃な価格設定がされている。
  • 両プラットフォームにもリアルタイムのデータパイプラインがあるが、Integrate.io の方が導入が速くて簡単。

Informatica と Integrate.io は、事実上あらゆるデータソースからあらゆるデスティネーションにデータを ETL(抽出、変換、格納)する革新的なツールがある強力なデータ統合プラットフォームです。とはいえ、Informatica と Integrate.io には、どちらか一方を選択するという意思決定に影響を与える可能性がある大きな違いがあります。

両者については、簡単に言うと以下のよう感じです: 

  • Informatica:あらゆるデータおよびアプリケーション統合のユースケースに対応するツールを備えた複雑な統合プラットフォームであり、iPaaS、API ゲートウェイ、データ管理プラットフォーム、ETL ソリューションなど、エンタープライズグレードのソリューションがある。
  • Integrate.io:技術経験やコーディングの知識に関係なく、ETL 初心者があらゆるソース/デスティネーション間で洗練されたデータ統合パイプラインと強力なデータ変換ワークフローを作成できる、エンタープライズグレードのクラウドネイティブ ETL プラットフォーム。 

この Informatica と Integrate.io のレビューでは、データ統合(ETL)の観点から両プラットフォームを検証していき、両者の詳しい概要から、利用可能なコネクタ、変換機能、カスタマーサポートの質について掘り下げていきます。

はじめに

今日のデータ主導の世界では、企業は、正確性、スピード、拡張性を確保しながら複数のソースからデータを統合するという、絶え間ない課題に直面しており、データ環境の複雑化に伴って、データエンジニアや統合スペシャリストには、クラウドベース、オンプレミス、ハイブリッドを問わず、さまざまなシステム間でデータがシームレスに流れるようにすることが課されています。

適切な ETL(抽出、変換、格納)ツールの選択は極めて重要です。そして組織のデータ統合戦略の成功は、柔軟性と信頼性を兼ね備えたプラットフォームを見つけられるかどうかにかかっており、データエンジニアには、複雑な変換の処理や、ワークフローの自動化、幅広いデータソースとの統合ができるツールが必要です。

数多くのデータ統合プラットフォームがある中で、Informatica と Integrate.io は最有力候補として際立っています。強力な機能セットとエンタープライズ データ管理の実績を持つ Informatica は、長い間、大規模組織にとって頼りになるソリューションと考えられてきました。対する Integrate.io は、技術ユーザーでも非技術ユーザーでもデータ統合をシンプルにできるより直感的でクラウドに重点を置いたプラットフォームを提供する、現代的な代替手段として登場しました。企業がコスト効率と柔軟性に優れたソリューションを求める中、Integrate.io は、特にスケーラブルでユーザーに優しい ETL ツールを求める企業にとって、Informatica に代わる強力なソリューションとして注目されつつあります。

Informatica と Integrate.io の比較

比較

Informatica

Integrate.io

ユースケース

ETL、ELT、データ統合、データ管理、アプリ統合、API ゲートウェイ、iPaaS

ETL、ELT、データ統合

求められるスキルレベル

できれば Informatica 認定資格を持つ熟練したデータ エンジニアが必要

スキルは不要:技術に詳しくないスタッフや ETL 初心者でも簡単に操作可能

補助費用

ハードウェア、サーバー・ホスティング、熟練労働者

補助費用なし

ネイティブコネクタ

一般的なデータベース、データソース、アプリケーション、SaaS サービス用のネイティブコネクタが148ほどあり、さらに REST API コネクタもある

一般的なデータベース、データソース、アプリケーション、SaaSサービス用ネイティブコネクタが140ほどあり、さらに REST API コネクタもある

デベロッパーツール

REST API、コネクタツールキット、Informatica デベロッパーツール

REST API、SQLエディタ、ネイティブスクリプト言語、さらにIntegrate.io の統合スペシャリストによる無制限のサポート

ユーザーサポート

ライブ電話サポートを利用するには追加料金が必要

どのユーザーも、専任の統合スペシャリストによるメール、電話、ビデオ会議のサポートを無制限に利用可能。

データベースレプリケーション機能

CDC(変更データキャプチャ)による増分レプリケーションとフルテーブルレプリケーション

SELECT(レプリケーション)キーによるインクリメンタルレプリケーション、およびフルテーブルレプリケーション

SLA(サービスレベルアグリーメント)のサポート

オプション有

データコンプライアンス、セキュリティ、暗号化

HIPAA、SOC 2、SOC 3、プライバシーシールド

SOC 2、SOX、PCI、GDPR、CCPA、HIPAA、SSL/TLS 暗号化、AWS の技術を使用した Amazonデータセンターで物理的にホスト/管理;AWS は 最高のクラウドセキュリティ基準を満たしている

データ共有

追加サービスである Informatica Cloud で利用可能

Informatica の概要

Informatica は1993年に設立され、データ統合分野のパイオニアとして長い間認知されており、膨大なデータの移動、変換、管理を支援する強力なツールを提供することで、エンタープライズデータ管理分野のリーダーとしての地位を急速に確立しました。また、長年にわたって製品スイートを進化させ、従来の ETL(抽出、変換、格納)プロセスだけでなく、データガバナンス、データ品質、MDM(マスターデータ管理)などの高度な機能にも対応しています。

Informatica は、複雑なデータ環境を処理する能力という強みがあることから、大規模企業にとって最適なソリューションとなっています。

そして Informatica の ETL 機能により、データエンジニアはさまざまなソースからデータをシームレスに抽出して、それを組織の標準に合わせて変換し、データウェアハウスやデータレイクなどのターゲットシステムに格納することができます。このプロセスは、さまざまなシステムからデータを統合して、業務を総合的に把握する必要がある企業にとって極めて重要です。

Informatica は、ETL の他にも、正確でクリーンなデータのみがパイプラインを流れるようにすることで、データ品質にも優れています。Informatica のデータガバナンス機能で、GDPR や HIPAA などの規制へのコンプライアンスの維持ができ、マスターデータ管理ツールで重要なデータ資産を一元管理できることから、部門やシステム間の一貫性が確保されます。

Informatica は、今でも複雑で大規模なデータ統合のための強力なソリューションとなっていますが、中小企業にとっては、Informatica が大企業に焦点を合わせていることや、ツールセットが複雑なことが課題となる可能性があります。そこで、基本的な機能を犠牲にすることなくより合理化されたユーザーに優しいデータ統合アプローチを提供する、Integrate.io などの代替手段が出てくるようになりました。

Informatica の長所と短所

Informatica の最大の強みは、エンタープライズレベルのデータニーズにも対応できる拡張性です。Informatica の強力なアーキテクチャは、大量のデータを処理できるように設計されているため、複雑なデータ環境を持つ大企業にとって最適なソリューションとなっています。この高い拡張性により、データエンジニアは、単純な ETL タスクから、マルチクラウドやハイブリッドデータ統合の場面などの高度に洗練されたデータワークフローまで、あらゆるものを管理することができます。さらに、Informatica の柔軟性は、オンプレミスとクラウドの両方で、幅広いシステムとの統合に対応している点でもピカイチであり、AWS、Azure、Google Cloud などのさまざまなクラウドプラットフォームに対応しているため、多様な技術エコシステムで事業を展開する企業に最適です。

また Informatica は、データ品質とガバナンスも得意としており、これは金融やヘルスケアなどの規制業界で事業を展開する企業にとって非常に重要です。Informatica のデータ品質ツールで、確実にクリーンで正確なデータがパイプラインを流れるようになることから、エラーは減り、ダウンストリーム分析の信頼性は上がります。さらに、Informatica の強力なデータ ガバナンス機能で、組織全体でデータがどのようにアクセスや共有、使用されているかが詳細に可視化されることによって、企業は GDPR や HIPAA などの複雑な規制に準拠することができます。厳格な管理とコンプライアンスが必要な企業にとって、このような機能は非常に貴重です。

ただ、Informatica は強力ですが、重大な欠点があり、最も顕著な欠点の1つとして、習得のしにくさが挙げられます。Informatica には広範な機能が備わっているため、その潜在能力を十分に活かすには高度な専門知識が求められます。そのため、Informatica の導入に余計に時間がかかったり、より専門的な人材が必要になる可能性があります。また、総所有コストも高くなるため、中小企業や技術リソースが限られている企業にとっては、Informatica はそこまで魅力的ではなくなります。そして Informatica の複雑な価格体系には、さまざまなモジュールや機能に対する追加コストが含まれていることが多く、予算が限られている企業にとっては大きな負担になるかもしれません。

あと、Informatica はヘビー級のソリューションと思われがちですが、その高度な機能がすべて必要なわけではない中小企業にとっては、過剰なソリューションとなる可能性があります。なのでこのような企業は、同じレベルの複雑さや費用をかけずに必要な機能を得られる、よりシンプルでコスト効率の高いIntegrate.io のような代替手段にますます注目しています。

Informatica PowerCenter:機能と特徴

Informatica PowerCenter は、大企業向けの ETL プラットフォームであり、ワークフローマネージャー、モニター、デザイナー、レポジトリマネージャーという4つの主要コンポーネントで構成されています。データエンジニアは、完全な ETL パイプラインを開発するのに、複雑でありながら構造化されたデザインフローにおいて、この各コンポーネントを使う必要があります。つまり、PowerCenter が複雑であるということで、データエンジニアは習得の難しさに直面し、「Informatica University」による広範なトレーニングを余儀なくされ、Informatica 認定資格の取得が望まれるということになります。

PowerCenter でシンプルなデータマッピング変換を開発するための複雑なデザインフローについて、 シニアデータソリューションアーキテクトのジョディ・ギッチェル氏は以下のように説明しています:

  • ソースとの接続を確立すると、システムは自動的にコンテナに接続と同じ名前を付ける。
  • [Designer(デザイナー)]アプリケーションを開く。
  • ソース接続を確立する。
  • ソース接続を[デザイナー]にインポートしてチェックインする。
  • ターゲット接続を確立する。
  • ターゲット接続を[デザイナー]にインポートしてチェックインする。
  • データ変換マッピングを開発する。
  • [Workflow Manager(ワークフローマネージャー)]アプリケーションを開く。
  • 作成したデータ変換マッピングを使って、[ワークフローマネージャー]でワークフローを開発する。
  • ワークフローをテストするための複数のセッションを個別に作成する。
  • ワークフロー マネージャでデータマッピングをテスト/実行する。
  • [Monitor(モニター)]という4番目のアプリケーションを開く。
  • プロセスの健全性とパフォーマンスを監視する。

この複雑さについて、ギッチェルと他のユーザーは次のように言っています:

デザインプロセスの各ステップは個別のアプリケーションであり、統合されているとはいえ、問題がないわけではありません。SSIS のようなものから来たデベロッパーにとって、これは単純な POC を構築してテストしようとするには大変で面倒な作業になる可能性があります(ただし、逆に言えば、SSIS からエンタープライズ スケーラブルな ETL ソリューションを構築することはそれ自体が課題となります)。」‐ ジョディ・ギッチェル氏

大抵の新しいツールには、URL にアクセスして作業を行い、数分でデプロイできる素晴らしいクラウド版があります。Informatica の場合、1つのワークフローをデプロイして、その実行を監視できるようになるだけでも、複数のクライアントツールが必要です。これだとユーザは混乱して圧倒されてしまいます。」- IT エンジニア

PowerCenter の高コストも懸念材料です。そのライセンス料は法外で、ほとんどの中小企業には手が出ません。そしてユーザーは、以下のような高額な補助コストも忘れてはいけません:

  • 人員の確保:ETL パイプラインの設計、パフォーマンスの監視/改善、ソフトウェアの保守、問題のトラブルシューティングには、Informatica の認定エンジニアが必要。ちなみに、Informatica 認定エンジニアの年収は約10万ドル。
  • ハードウェアとホスティング:PowerCenter をどこかにインストールする必要があるため、追加のハードウェア、サーバライセンス、クラウドホスティングのコストが発生する。その際、月ごとに「使った分だけ支払う」ことになるため、要件の変化に合わせて毎月リソースを増減させると、プラットフォームの予算が非常に予測しにくくなる。

あるユーザーは、Informatica は優れたプラットフォームだが、コストが高いと言っています:

ライセンスは非常に高いですが、何とかなります。お金に見合う価値があります。他のアプリケーションの追加プラグインを有効にしたい場合は、毎回追加料金を支払う必要があります。他のツールよりもこの ETL ツールを強くお勧めしますが、それを払うだけの余裕があればの話です。」 - 環境サービスの管理者

PowerCenter による ETL パイプラインの設計には時間がかかり、経験豊富なデータエンジニアが必要です。各部門は IT 部門が必要な統合を開発するまで待つ必要があるため、このプラットフォームは変更の予定のない長期的な ETL パイプラインを設計するのに最適です。データエンジニアを必要としない、より使いやすい ETL ソリューションと比べると、PowerCenter は、変化するビジネス要件に対応する際の機動性やコスト効率に欠けます。

ユーザーが Informatica の PowerCenter をどのように評価しているかを以下で見てみましょう:

Informatica には素晴らしい点がありますが、より軽快になり、初心者のデベロッパーが習得しやすく、可視化ツールとの接続性が上がるよう対処すべきです。」- IT 部門のエンジニア

Informatica Cloud など、私たちが使っている他の ETL ツールよりもより徹底したトレーニングが必要です。Cloud では、推測して99% の確率で正解でき、PowerCenter では、数週間のトレーニングが必要で、その後も専門家への質問が必要になります。」- 財務・経理部門マネージャー

このツール(PowerCenter)には4つの異なるコンポーネントが含まれているため、使い始めは少々複雑であり、その各コンポーネントの機能を理解するのは、最初はとても大変です。Informatica は、正確なフィルタでデータを取得するのに、かなりのレベルの SQL スキルが求められます。さらに、FTP や SFTP でのファイル送信の可能性が非常に高いため、シェルスクリプトの知識も必要です。」‐ 情報技術・サービスコンサルタント

Informatica Cloud Data Integration(ICDI):機能と特徴

Informatica Cloud Data Integration(ICDI)は iPaaS(サービスとしての統合プラットフォーム)であるため、アプリの統合に最適化されており、多くのクラウドベースの API 管理ソリューションのように、基本的なデータ統合を管理することで、ETL の代替にもなります。また、ユーザーに優しいプラットフォームとして、一般的なソース/デスティネーションや SaaS アプリケーションのための幅広い事前構築済みコネクタを提供し、基本的なデータ変換機能も備わっています。 

ICDI は、大量の抽出と格納の処理を得意としていますが、データ変換機能には限界があります。高度でリソースの多いデータ変換の実行が必要な場合は、PowerCenter、 MuleSoft Anypoint Platform、または Integrate.io のような実際の ETL プラットフォームを使う方がいいでしょう。

あるユーザーは ICDI を以下のように言っています:

Informatica Cloud Data Integration は大容量であまり複雑でない場合に非常に適しています。特に salesforce.com などのクラウドシステムで作業する場合、レプリケーションはまさに彼らの得意分野であり、ETL では、E(抽出)と L(格納)が得意です。変換機能は限られているので、転送中に大規模な変換を行うことを本当にお考えの場合は、Talend や Informatica PowerCenter などのより複雑なものを検討しましょう。」‐ コンピュータハードウェアの管理者

2021年9月、Informatica は Snowflake との業務提携を発表しました。このパートナーシップは、Informatica の長期的なクラウド近代化プログラムの一環であり、顧客にさらなる価値をもたらすことが期待されています。

Informatica の主なポイント

上で説明した Informatica のデータ統合ソリューションは、どちらもデータ統合環境における重要なユースケースに対応していますが、どちらのソリューションも両方の長所を兼ね備えているわけではありません。なので、nformatica では次のいずれかの選択を余儀なくされます:

  • 強力だが非常に複雑な ETL プラットフォームで、高価で習得しにくい「PowerCenter」か、
  • より手頃な iPaaS だが、実際のエンタープライズ グレードの ETL ソリューションのパワーと機能が備わっていない「ICDI」。

残念ながら、Informatica には、パワー、使いやすさ、手頃な価格が1つの ETL ソリューションに統合されたソリューションはありません。なのでそういったのが必要であれば、他の選択肢を検討しましょう。

この IT エンジニアは、Informatica を以下のように表現しています:

Informatica は、長い時間をかけてデータ統合とウェアハウジングの世界で巨大な存在となり、さまざまなユーザーのニーズに対応するために、膨大な数のツールを構築してきました。これは、それほど技術的な負担のない新しいテクノロジーを見ると、将来にとって良い兆候とは言えません。」- ITエンジニア

Integrate.io の概要

Integrate.io は、あらゆる規模の組織のデータ統合をシンプルにするために設計された、最新のクラウドベースの ETL プラットフォームであり、複雑でリソースが必要な従来のデータ統合ツールとは異なり、使いやすさに重点が置かれ、技術的な専門知識は最小限に抑えられた直感的なインターフェースを提供します。なので、強力な ETL 機能が必要なデータエンジニアにとっても、深い技術的知識を必要とせずにデータフローを管理するシンプル化された方法が必要なビジネスユーザーにとっても、魅力的な選択肢となります。

Integrate.io の際立った特徴の1つに、クラウド統合機能があります。Amazon Redshift、Google BigQuery、Snowflake といった主要なクラウドデータウェアハウスにシームレスに接続できるため、クラウド主導やマルチクラウド戦略をとる企業に最適です。

また、Integrate.io は Salesforce、HubSpot、Shopify などの、一般的なプラットフォームやデータベース、アプリケーションと簡単に統合できる事前構築済みコネクタを幅広く提供しており、このようなコネクタで、カスタムコーディングの必要性がなくなることから、統合プロセスのスピードは上がり、技術チームの負担は軽くなります。

Integrate.io のプラットフォームは、幅広いユーザーを対象として構築されています。例えばデータエンジニアは、複雑なデータパイプラインの作成、大規模データセットの変換、ワークフローの自動化のための強固な機能を得られますし、技術者でないユーザーは、そのユーザーに優しいインターフェースとドラッグ&ドロップツールによって、データ統合プロセスに参加できることから、部門を超えたチームの連携がしやすくなります。そしてこのプラットフォームは、使いやすさと拡張性に重点が置かれているため、Informatica のような従来の ETL ツールのような複雑さを伴うことなく、データ統合プロジェクトをサッと実装して拡張することができます。なので、合理的で費用対効果の高いソリューションを求める企業向けに、Integrate.ioは従来のエンタープライズプラットフォームに代わる強力な選択肢として台頭しつつあります。

ETL のみのソリューションとして、Integrate.io の最大の特徴は以下が挙げられます:

  • インターネットに接続されたウェブブラウザからアクセス可能なサービスとしてのクラウドネイティブ ETL
  • 直感的なドラッグ&ドロップの ノーコード/ローコード GUI
  • データベース、データウェアハウス、クラウドベースの SaaS プラットフォーム用の約140のネイティブコネクタ
  • REST API コネクタ 
  • 自動ワークフロー作成のための100以上のドラッグ&ドロップによるデータ変換
  • 革新的な セキュリティ、暗号化、データコンプライアンス機能
  • カスタマイズ設定が不要なメールアラート
  • 動的に作成されるクラスタによる事実上無制限のスケーリング
  • 全ユーザーを対象とした電話およびビデオ会議による無制限のサポート
  • Salesforce 同士の統合

Integrate.io のもう一つの大きな特徴は、定額制の料金体系です。Integrate.io は、コネクタごとに定額で課金するので、データ量に基づいて課金されることはなく、パイプライン内のデータ変換を管理するのに必要な処理に基づいて課金されることもありません。つまり、データ量や処理要件がある月に拡大しても、請求額は変わないということです。コストの観点からのもう一つ利点を挙げると、Integrate.io は完全にクラウド上で動作するため、プラットフォームの運用に関連する補助的なコストがかかりません。これによって、コストは削減され、ETL の予算編成は劇的にシンプルになります。

Integrate.io についてのユーザーの声を見てみましょう:

市場には、主に(1)非常に使いやすく、サービスやデータベース間でデータを移行できるが変換機能がない、(2)操作にフルタイムのデータエンジニアが必要だが、カスタマイズされたソリューションをプログラムで利用できる、という主に2種類の ETL サービスがありますが、Integrate.io は、アナリストやエンジニアが複数のデータソースに基づいてカスタム変換ジョブを数分で展開できる、その中間に位置しています。」‐ タマス S.

Integrate.io はエンタープライズレベルのツールと肩を並べます。」 - グル・キラン S.

Integrate.io のカスタマーサポートは、経験してきた中で一番いいです。Integrate.io を使っていて問題が発生するたびに、とても速やかに対応してくれました。さらに、開発チームも非常に迅速で、私が使っている API のページネーションを2日以内に実装してくれました。」 - アレクサンドル・B

2021年9月、Integrate.io はデータレプリケーションツール FlyDataを買収したと発表しました。このプラットフォームは Redshift と Snowflake にデータをレプリケーションするので、デベロッパーの時間の節約になります。

Integrate.io がデータ統合をシンプルにする方法

Integrate.io は、従来複雑であった ETL プロセスをシンプルにすることに重点を置いているため、データ統合業界において際立っています。旧来の複雑なツールとは異なり、Integrate.io は、データ エンジニアと非技術者のどちらのユーザーにとっても参入のハードルが下がるような使いやすいインターフェースを提供します。ドラッグ&ドロップのインターフェースにより、ユーザーは豊富なコーディングスキルを必要とせずにデータパイプラインの構築や管理ができることから、複雑な技術的詳細の管理よりも、迅速に動いて価値を提供することに集中することが必要なチームに最適な選択肢となります。

Integrate.io の主な利点の1つに、シンプルな価格体系があります。Informatica のような従来の多くの ETL ツールには、アドオン機能や追加コネクタ、データ量の増加のための隠れたコストがよく発生するような複雑な価格設定モデルがありますが、Integrate.io は、より透明で予測可能な価格モデルを提供しているので、あらゆる規模の企業が予期せぬ出費を心配することなくデータ統合の取り組みを拡大できるようになっています。この柔軟性により、中小企業やスタートアップ企業でも、資金繰りに苦労することなく、エンタープライズレベルのデータ統合機能を利用することができます。

機能面では、Integrate.io は、Snowflake、Google BigQuery、Amazon Redshift などの主要なクラウドデータウェアハウスとシームレスに統合することができます。なので、クラウド主導型の戦略をとる企業や、オンプレミスシステムから移行する企業にとって理想的なソリューションとなっています。さらに、リアルタイムのデータパイプラインに対応するこのプラットフォームの機能により、企業はほぼリアルタイムでデータに対応できるようになることから、より迅速な意思決定と俊敏な運用ができるようになります。

Integrate.io は自動ワークフローに対応しているため、データエンジニアは必要に応じて自動的にデータを更新、リフレッシュ、変換するデータパイプラインを設定することができ、それで手作業による介入は減り、プロジェクトのタイムラインは短縮されます。

Integrate.io で、データ統合の技術面と財務面の両方がシンプルになることで、データプロジェクトの価値実現までの時間が短縮されます。新しいパイプラインのセットアップであれ、クラウドプラットフォーム間のデータ移行であれ、Integrate.io の分かりやすいセットアッププロセスにより、事業はサッと立ち上がり、データの取り込みから実用的なインサイトに至るまでの時間は短縮されます。なので、機能を犠牲にすることなくデータ統合作業を効率化したい企業にとって、Integrate.io は、Informatica のような従来のプラットフォームに代わる、より速くて使いやすい選択肢となります。

Integrate.io の主なポイント

結局のところ、Integrate.io は、以下のような利点がある「両世界で最高の」ETL ソリューションなのです:

  • パワーと使いやすさの融合:Integrate.io には、エンタープライズ レベルの ETL、手頃な価格、使いやすさ、そして優れた顧客チームのユニークな組み合わせがあり、中小企業から大企業まで、幅広いニーズに応えるソリューションとなっている。
  • エンタープライズグレードの ETL を実現:Integrate.io には、通常(MuleSoftJitterbit、PowerCenter のような)高コストで使いにくいプラットフォームでしか利用できない、エンタープライズグレードのスケーラブルな ETL 機能があり、それには、大量のデータパイプライン、複雑な変換機能、Salesforce 同士の統合などが含まれる。

Integrate.io は、数え切れないほどの企業、大企業、各部門がデータ統合のボトルネックを克服し、コストを削減しながら IT スタッフを解放し、より重要なビジネスタスクに集中できるよう支援してきました。

機能ごとの比較:Informatica と Integrate.io

Informatica と Integrate.io を比較する際には、ユーザーエクスペリエンス、統合機能、価格設定、拡張性、セキュリティなどの重要な要素についての評価が非常に重要であり、この特徴は、データエンジニアや企業がデータ統合のニーズに最適なツールを選択する上で不可欠です。

ユーザーエクスペリエンス

Informatica と Integrate.io は、ユーザーエクスペリエンスに関して大きく異なります。Informatica は、強固だが複雑なインターフェースで知られ、幅広い高度な機能を提供している。ただこの複雑さには習得のしにくさが伴います。Informatica に馴染みのあるデータエンジニアだと、その強力な機能を活かすことができますが、新規参入者や技術的素養の乏しいユーザーにとっては、パイプラインの設定と維持は大変で時間がかかります。

対する Integrate.io は、ユーザーに優しいインターフェースを提供することに重点が置かれており、ドラッグ&ドロップ機能や直感的なデザインにより、技術的な知識を持つユーザーもそうでないユーザーもアクセスしやすくなっています。また、Integrate.io だと、セットアップにかかる時間は最小限に抑えられ、習得も大幅にしやすくなっているため、ユーザーは深い専門知識を必要とせずに、データパイプラインをサッと作成、管理、変更することができます。この使いやすさは、トレーニング時間を最小限に抑え、ビジネス成果に集中したいチームにとって大きな利点となります。

統合機能

Informatica は、その幅広い統合機能で長年にわたり高い評価を得ており、オンプレミスのデータベース、クラウドサービス、ハイブリッド環境など、幅広いデータソースに対応しています。また、Informatica は、Salesforce、SAP、Oracle などのアプリケーション用の事前構築済みコネクタも幅広く提供していることから、多様なデータ環境を持つ大企業にとって汎用性の高いソリューションとなっています。

Integrate.io はこの分野でも、特にクラウドとの統合ではピカイチです。Snowflake、Google BigQuery、Amazon Redshift のような主要なクラウドデータウェアハウスとのシームレスな接続に対応しており、クラウド主導やハイブリッドモデルを採用する企業にとって理想的なものとなっています。また、Integrate.io は、クラウドネイティブなプラットフォームと従来のプラットフォームの両方に対応する、豊富な事前構築済みコネクタを提供しています。どちらのプラットフォームも強固な統合機能に対応していますが、Integrate.io はクラウドベースの統合をシンプルにすることを得意としており、Informatica は複雑なマルチソースやオンプレミスの場面に強くなっています。

価格設定

価格設定も、両プラットフォームで異なる部分です。Informatica の価格設定は複雑で、多くの場合はコネクタの数、データ量、必要な特定のモジュールなど、さまざまな要因の組み合わせに基づいて決まるので、特に組織がデータ運用の規模を拡大すると、隠れたコストが発生する可能性があり、複雑なデータ統合ニーズを持つ企業にとって、Informatica の総所有コストはすぐに高額になる可能性があります。

対する Integrate.io の価格モデルは、より透明で予測可能です。Integrate.io は、使用量に応じたシンプルな料金体系を採用しており、コネクタやモジュールの追加に隠れた費用は発生しないので、予測不可能なコストを避けたい中小企業や大企業にとって、より魅力的なものとなっています。予算が限られている企業向けに、Integrate.io は強力な機能を提供しながら、より明確で管理しやすいコスト構造を提供してます。

拡張性(スケーラビリティ)

Informatica は、特に大企業向けの拡張性でよく知られています。Informatica のプラットフォームは、膨大なデータ量と複雑なワークフローを処理できるため、膨大なデータが必要な企業に最適です。また、Informatica は、オンプレミス環境とクラウド環境の両方で優れた拡張性を発揮するため、企業は成長に合わせて適応することができます。

対する Integrate.io は、拡張性を念頭に設計されていますが、主にクラウドベースのスケーラビリティに焦点が当てられており、オンプレミスシステムの複雑さに対処することなく、クラウドインフラストラクチャを拡張する必要がある企業に最適です。ハイブリッド環境や複雑なマルチソース環境に対応する Informatica の拡張性には及ばないかもしれませんが、Integrate.io の拡張性は、シンプルなソリューションを求めるクラウド主導がたの現代企業に最適です。

セキュリティ

両プラットフォームも、セキュリティとコンプライアンスを重視しています。Informatica には強固なセキュリティ機能があり、GDPR、HIPAA、CCPA などの主要な規制へのコンプライアンスに対応しています。Informatica の高度なデータ保護メカニズムと監査機能により、厳格なデータガバナンスとコンプライアンス対策が必要な業界にとって信頼できる選択肢となります。

同様に、Integrate.io はエンタープライズグレードのセキュリティを念頭に置いて設計されており、GDPR や HIPAA のような主要な標準に準拠していることから、データの保護や企業が規制コンプライアンスを維持できることが保証されます。Integrate.io には、暗号化、ロールベースのアクセスコントロール、安全な API もあることから、特にクラウドインフラに依存している企業にとっては、セキュリティの面で強力な競争相手となります。

事前構築済みコネクタと変換

では、Informatica と Integrate.io の事前構築済みコネクタとすぐに使えるデータ変換を比較してみましょう。

Informatica:コネクタと変換

Informatica のユーザーは、さまざまなデータソースやデータ送信先に対して、事前に構築されたさまざまなコネクタにアクセスできますが、アクセスできるコネクタの正確なリストは、選択した Informatica ソリューション、構成、サービスレベルのコミットメントによって変わってきます。

最も一般的な Informatica コネクタには次のようなものがあります:

  • Azure
  • Google Cloud Platform
  • Workday
  • Snowflake
  • Amazon Web Services

複雑なコードをたくさん書かなくても、このようなコネクタのいずれかを介して、ソースから最終的なデスティネーションにデータを移動することができます。この統合は、データエンジニアリングチームがない中小企業にとって便利です。

PowerCenter では、「PowerExchange for Cloud Applications(クラウドアプリケーション向け PowerExchange)」という SaaS の接続アドオンに追加料金を支払う必要があるかもしれません。残念ながら、Informatica の Web サイトではPowerExchange に含まれるコネクタのリストは公開されていませんが、ICDI で提供される148のコネクタが含まれている可能性が高いです。

データ変換に関しては、PowerCenter は複雑な変換ワークフローを大規模に管理でき、Informatica 認定のデータエンジニアさえいれば、事実上データ変換目標をすべて達成することができます。

PowerCenter の変換機能についてのユーザーの声を見てみましょう:

PowerCenter で様々な種類の変換テクニックを得られ、ビジネスが期待するあらゆる方法でデータを変換することができます。Informatica には、ソース修飾子、ルックアップ変換、ジョイナー変換、ノーマライザー、SQL 変換、TCL 変換、ソーター変換など、さまざまな変換機能があり、これらの内蔵変換に加えて、ユーザーがカスタマイズされた Java コードを書くことができるJava 変換にも対応しています。」- 情報技術コンサルタント

ICDI iPaaS では、一般的なデータベース、データウェアハウス、SaaS ソリューションへの148ほどの事前構築済みコネクタを利用できます。ICDI には、カスタム接続を作成するための REST API コネクタもありますが、ICDI のような iPaaS は、アプリケーションの統合や API 管理に最適であり、ETL には適していないことを覚えておく必要があります。なので、ICDI 接続では高度なデータ変換ワークフローを管理することはできません。

以下で、ICDI の事前構築済みコネクタを見てみましょう

Informatica の一般的なデータフロー図です:

Integrate.io: コネクタと変換

Integrate.io には、一般的なソース/デスティネーション用のネイティブコネクタが100以上あり、事実上あらゆるものと接続することができます。このプラットフォームには、一般的でないソース/デスティネーション用のカスタム接続をサッと構築できるように、REST API コネクタも含まれてます。さらに、問題が発生した場合は、専任の Integrate.io のデータ統合スペシャリストがいつでも対応します。

最も一般的な Integrate.io コネクタには、次のようなものが挙げられます:

  • Redshift
  • Snowflake
  • Oracle
  • Salesforce
  • SFTP
  • HubSpot

このコネクタは、ユーザーがプログラミングの知識がなくても、データをソースから最終目的地に移動するデータ パイプラインを構築できるように、どれもコードは必要ありません。

Integrate.io の最も一般的な機能の1つに、Salesforce 同士のデータ接続を管理する機能があります。つまり、Salesforce からデータを抽出し、それをインパイプラインでデータを変換またはエンリッチし、Salesforce にプッシュバックすることができるということです。また、Salesforce から Salesforce へのコネクタを使うと、ある Salesforce 組織から別の組織にデータを移動し、部門やパートナー組織間で Salesforce データを同期することもできます。

Integrate.io の事前構築済みコネクタの一部を以下で見てみましょう:

幅広いコネクタに加え、Integrate.io にはコード不要の変換が100以上あります。ETL 初心者は、FILTER、JOIN、SELECT、LIMIT、CLONE などのアクションを実行するために、ドラッグ&ドロップのインターフェースを使って自動化されたワークフローを設定することができます。このようなインパイプライン変換機能に加えて、コーディング経験のあるデータエンジニアは、Integrate.io のネイティブスクリプト言語または SQL を使って変換を自由にカスタマイズできます。

Integrate.io の事前構築済みコネクタと変換についてのユーザーの声を見てみましょう:

ネイティブコネクタがない場合は、REST API コネクタを使うと必要な結果が得られ、サポートチームがいつでも必要に応じて対応やお手伝いをしてくれます。また、サポートチームと総合的なドキュメントは、仕事を代わってやってくれるのではなく、望む結果を達成するための学習をサポートすることに重点が置かれているのもいいですね。このおかげで、私たちは学んだことを他の用途にも活用できるようになりました」 - ニック・G. 

大抵の場合は GUI で十分なのですが、細かい部分をスクリプト化してカスタム SQL を追加したり、奇妙なエッジ ケースを処理したり、大規模な転送の一部をより効率的にしたりすることもできます(カスタム日付フィールドの使用など)。また、パイプラインの一部としてデータ変換を行うこともできます。」- マイク・B

Integrate.io は、セットアップと使用がシンプルでありながら、カスタマイズされたデータフローを確立するための幅広い機能と変換を自由に利用できます。」 - Eラーニングのユーザー

カスタマーサポートとドキュメンテーション:比較考察

ユーザーサポートは、Informatica と Integrate.io の成功に不可欠な要素です。ユーザーによると、Informatica のサポートは親切ですが、個人向けという感じではなく、Integrate.io だと、各アカウントに、毎日マンツーマンでサポートしてくれる専任のスペシャリストがつきます。

Informatica のユーザーサポート

Informatica が提供する製品は複雑なため、カスタマーサポートの可用性が重要であり、顧客は以下の3つのレベルの Informatica サポートに申し込むことができます:

  • ベーシックサクセス:電話サポートは、午前9時から午後5時30分までの通常営業時間内に利用可能。
  • プレミアムサポート:「優先度1」のサポートケースだと、年中無休で電話サポートを利用可能。
  • シグネチャーサクセス:すべてのサポートケースについて、年中無休で電話サポートを利用可能。

このプラットフォームをさらに理解するには、ユーザーは「Informatica University」を受講し、認定試験を受けて能力の証明をすることができます。

Informatica のユーザーサポートについて、レビュアーは以下のように述べています:

Informatica のセットアップと既存のサービスとの統合は面倒です。サポートチームは非常に親切ですが、Informatica を稼働させるにはかなりの時間と労力がかかります。」- 情報技術エンジニア

何が嫌かと言ったらカスタマーサポートですね。大規模なアウトソーシングのように感じられ、ほとんどの場合、サポートに行き着く前に問題は解決しちゃいます。」 - デヴィッド・G.

Integrate.io のユーザーサポート

Integrate.io のアカウントは、誰でも専任の統合スペシャリストに無制限にアクセスできることが、このプラットフォームの特徴です。これは、Integrate.io が誰でも使えるエンタープライズグレードの ETL プラットフォームである理由でもあります。

Integrate.io を使って2つの Salesforce 組織を接続する単一の統合を実行する場合でも、1,000種類ものデータ接続を管理する場合でも、Integrate.io の素晴らしいサポートチームがユーザーの質問に答え、課題解決のサポートをします。また、Integrate.io の統合スペシャリストが、高度なデータパイプラインの開発をサポートするので、Integrate.io の統合スペシャリストが、遠くのコールセンターにいる無名の人ではなく、チームのメンバーの一員のような感じになるでしょう。

以下は、Integrate.io のサポートに関するレビュアーのコメントです:

Integrate.io の最も気に入っている点は、チームからのほぼリアルタイムのサポートです。Integrate.io のカスタマーサポートは他と全然違います。製品自体はいいもので、高いレベルで使いやすいです。Integrate.io のスタッフは他とは違います。これはクラウドの提案としては珍しいことです。顔の見えない機械を相手にすることからの、いい変化です。」 - ジェイミー・B 

製品の機能だけでなく、Integrate.io はカスタマーサービスも素晴らしいです。チームは、データ フローの開発に協力し、製品に関する質問にリアルタイム チャット システムで回答するために全力を尽くしてくれます。バグや機能のリクエストが話し合われた場合、サポートチームは適切な回避策を見つけるために協力し、修正や機能が実装されている間、私たちに情報を提供し続けてくれます。」 - ラリーB.

「Integrate.io のライブサポートに気兼ねなく連絡してください。すぐに利用できるようにサポートしてくれるし、パイプラインの設計における一般的な戦略を整理するお手伝いをいたしてくれます。」 - Eラーニングのユーザー

Informatica を選ぶ時

Informatica は、複雑なデータ環境で運用され、強固なエンタープライズグレードのデータ統合ソリューションが必要な企業にとって最適な選択肢であり、データ量が多く、複雑なデータ管理が不可欠な場面で威力を発揮します。Informatica が際立つ理想的なユースケースを以下で見てみましょう:

1.複雑なデータ環境を持つ大企業

Informatica は、オンプレミス、クラウドを問わず、複数のプラットフォームで膨大な量のデータを扱う大企業向けに特別に設計されています。 Informatica は複雑なデータパイプラインを管理し、さまざまなデータソースと統合できるので、多様なシステムが相互に接続されている企業にとって強力なソリューションとなります。複数のソースから統一プラットフォームへのデータの抽出と変換など、複雑なデータオーケストレーションが必要な組織には、Informatica のスケーラビリティと柔軟性はベストな選択肢となります。

2.高度なデータガバナンスとマスターデータ管理(MDM)

厳密なデータガバナンスとマスターデータ管理機能が必要な企業は、このような分野で Informatica の高度な機能の恩恵を受けることができます。Informatica のプラットフォームには、データ品質を維持するための総合的なツールがあることから、確実にクリーンで一貫性のあるデータが組織全体に流れるようになります。医療、金融、政府機関など、HIPAA や GDPR などの規制コンプライアンスが重要な業界では、Informatica の強固なガバナンスツールが不可欠です。また、Informatica の MDM(マスターデータ管理)機能により、企業はさまざまなシステム間でコアデータ資産を効率的に管理し、それによって「信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)」確保することができます。

3.社内にデータエンジニアリングチームがある組織

Informatica は、幅広いカスタマイズと豊富な機能を提供する複雑なプラットフォームですが、それゆえに、設定、保守、最適化には、熟練したデータエンジニアの社内チームが必要になることがよくあります。なので、このような複雑さを管理できる専任の技術チームがある企業だと、Informatica の機能から最大の利益を得ることができます。そのようなチームは、Informatica のプラットフォームのパワーを最大限に活用できるので、ワークフローのカスタマイズや、小規模なチームでは管理が大変な複雑なデータパイプラインの構築などができます。

要するに、Informatica は、複雑なデータ環境、特にデータガバナンスと MDM が非常に重要な環境において、強固でスケーラブルなソリューションが必要な大企業に最適なソリューションとなります。

Integrate.io を選ぶ時

Integrate.io は、データ統合をシンプルにするコスト効率と拡張性に優れたソリューションを求める企業にとって理想的な選択肢となり、使いやすさ、クラウド互換性、迅速な導入が最優先されるような重要な場面で際立っています。

1.手頃な価格のクラウド統合を求める中小企業

中小企業にとって、Informatica のような複雑なデータ統合プラットフォームを管理するのは、コスト負担が大きく、複雑すぎる場合があります。Integrate.io は、従来のエンタープライズツールのようなヘビー級の機能が必要ない企業向けに、より手頃な価格でスケーラブルなソリューションを提供します。Integrate.io は、シンプルな価格体系と透明性の高いコストモデルにより、経済的な負担なしに強力なデータ統合機能へのアクセスを提供します。また、コストの上昇や隠れた手数料を心配することなく、データ運用の拡大に合わせた柔軟な拡張が必要な成長企業に特に適しています。

2.技術的リソースが限られている企業

Integrate.io のユーザーに優しいインターフェースと簡単なセットアッププロセスにより、社内の技術的専門知識が限られている企業にとって優れた選択肢となります。ドラッグ&ドロップの設計により、ユーザーは豊富なコーディングスキルや専任のデータエンジニアを必要とせずにデータパイプラインの作成や管理ができます。これにより参入のハードルが低くなり、部門横断的なチームが最小限の技術サポートでデータフローを管理できるようになります。大規模な技術スタッフがいないにもかかわらず、強固なデータ統合プラットフォームが必要な企業にとって、Integrate.io だとパワーとシンプルさの完璧なバランスを得られます。

3.リアルタイム分析と速やかな導入を重視する組織

今日のペースの速いビジネス環境では、タイムリーでデータ主導の意思決定を行うために、リアルタイムのデータアクセスが不可欠です。Integrate.io はリアルタイムのデータパイプラインに対応しており、企業はデータが入手可能になり次第、すぐにそのデータに対応することができます。この機能は、EC 企業、SaaS プロバイダ、マーケティング企業など、競争力を維持するのにリアルタイム分析に依存している企業にとって極めて重要です。さらに、Integrate.ioの迅速な導入プロセスにより、企業はサッと立ち上げて実行することができることから、データの取り込みからインサイトまでの時間が短縮されます。Integrate.io のクラウド ネイティブ設計により、クラウドプラットフォームおよびアプリケーションとの統合が効率化され、価値実現までの時間がさらに短縮されます。

つまり、Integrate.io は、中小企業、技術リソースが限られている企業、リアルタイム分析と迅速な導入を優先する組織に適した選択肢であり、使いやすさ、費用対効果、クラウド主導のアプローチにより、Informatica のような従来の ETL ツールに代わる強力な選択肢となります。

まとめ

では、Informatica のデータ統合ソリューション(PowerCenter と ICDI)と Integrate.ioについて、本記事で取り上げた内容をおさらいしましょう:

Informatica PowerCenter は、データ エンジニアや経験豊富な ETL デベロッパーがほぼすべての ETL ユース ケースに対応できる、非常に高度な機能を備えた非常に強力な ETL プラットフォームであり、以下を覚えておくべきです:

  • PowerCenter には、Informatica 認定データエンジニアで構成され、同プラットフォームに十分な経験を持つ社内チームが必要。
    市場で最も複雑で習得が困難な ETL ソリューションの1つである PowerCenter  を扱うには、忍耐力が必要。
  • PowerCenter には、そのライセンス料と補助的なコストに見合うだけの大きな予算が必要。
  • ユーザーは、電話によるサポートを受けるのに追加料金の支払いが必要。
  • PowerCenter は、Informatica が提供するさまざまなアプリケーション統合、データ統合、データ管理のユースケースを必要とする組織に適している。

Informatica Cloud Data Integration (ICDI) は、データ統合のニーズを満たすためのより予算に優しい方法として機能できる、使いやすく軽量な iPaaS であり、以下を覚えておくべきです:

  • ICDI は、データパイプラインを構築しやすくするために、事前構築済みの幅広いコネクタが備わっている。
  • iPaaS として、アプリの統合に最適化されており、本物の ETL プラットフォームではない。
  • ICDI は大量の抽出/格納処理には対応できるが、複雑な変換ワークフローには大きな制限がある。
  • ユーザーは、電話ベースのサポートを受けるのに追加料金の支払いが必要。
  • すでに Informatica の一連の製品を使っている大企業には適している。
  • 高度な変換を実行せずに、単にデータをある場所から別の場所に移動させたいだけの小規模な組織には有効かもしれない。

Integrate.io は、ETL 初心者でも複雑なデータ統合パイプラインや自動化された変換ワークフローを開発できるほど使いやすい ETL プラットフォームであり、以下を覚えておくべきです:

  • Integrate.io には、最も一般的な SaaS ソリューションなど、あらゆるソース/デスティネーションにサッと接続できるよう、幅広いコネクタが備わっている。
  • 膨大なデータ量を管理するための、事実上無制限のスケーラビリティがある。
  • 強力なデータエンジンと使いやすいツールを備え、最も洗練された変換ワークフローの構築や管理ができる。
  • 定額制の価格設定モデルにより、データ統合の深刻なニーズを抱えるあらゆる規模の企業にとって、手頃な価格で予算を組みやすいソリューションとなっている。
  • より費用対効果の高い、俊敏な IT インフラを求めるチームに最適・

Informatica と Integrate.io について理解が深まったところで、Integrate.io を試してみることをお勧めします。当社のプラットフォームで ETL プロセスを開発するのがいかに簡単かがわかれば、もうこれ以上複雑なソリューションに苦労することはなくなるはずです。

14日間のトライアルにお申し込みいただき、Integrate.ioのプラットフォームをぜひ実際にご体験ください。